今まで、そんなに子どもがほしいという気持ちがあまりなかったので、
自分が妊娠検査薬を使うことになるなんて、夢にも思わなかった。
なんの症状もなかったけれど、「もしかして?」という気持ちが
2ヶ月目の最初からあった。単に予感みたいなものだった。
それでもわたしは我が夫、すーちゃんと大好きな忌野清志郎のライブに
出かけ、大いに歌って跳びはねてしまいました。
翌日は案の定、
「もし妊娠していたら、あんなに跳びはねてしまって赤ちゃんは
だいじょうぶなのだろうか」
と不安になったので、すーちゃんに打ち明けることにした。
すーちゃんは少し驚きながらもうれしそうで、すぐにドラッグストアに
妊娠検査薬を買いにいってくれた。
さっそく使ってみると、その妊娠検査薬にうっすらとピンクの陽性マークが浮かび上がった。
すーちゃんもわたしも大興奮だった。
うちに赤ちゃんがやってくるんだ!
次の日、
ワクワクしながら病院へ行った。
けれど、エコーの検査ではなにも見えなかった。
先生は、
「まだ週数が早すぎるから見えないんでしょう。また2週間後に来てください」
と言った。
なんかがっかりだった。
もし2週間後のエコー検査で赤ちゃんの姿が見えなかったらどうしようと、そのことばかり考えて悲しくなった。
赤ちゃんがうちにやってこないなんて考えられない、考えたくない、
と思った。
しかして2週間後の検査では、胎嚢というまあるい胎児の入っている
袋が見えた。
ただいま4ミリぐらい。やった、赤ちゃんいた!
仕事中のすーちゃんから何度もわたしの携帯電話にメールが入っていたから、
すぐに知らせた。
すーちゃんも大喜び。
妊娠確定。すごくうれしい。信じられないぐらいうれしい。
こうしてわたしの妊娠生活は、始まった。